『これは化けました』
一巻では赤い盾に使役されてるドジっ娘にしか見えなかったサヤが、
自分の意志で動く主体性のあるヒロインに成長(?)した感じ。
サヤとハジが、ただ型通りの主従関係ではなく、
互いを想う心で結ばれているエピソードが入ったのも好感度アップ。
これがまたすごく初々しくて、見てるほうが照れる…。
仮面を剥ぎ取り、残忍な本性をさらけ出すディーヴァはかなり魅力的。
P.66の見下ろし顔が妖艶カワイイ。絵、上達しましたね。
しかし敵役のさだめとは言え、ディーヴァのシュヴァリエは哀しい…。
サヤの唯一のシュヴァリエも、今回ひたすらヤラレ役ですが(苦笑)
バトルで活躍しなくても、サヤの心を支えているからいいんです!
…とは思うものの、あの行動だけはどうしても腑に落ちないなぁ。
(彼があんな口車に乗せられるとは到底思えないので)
まあ、結果的にはサヤの奮起を促せたということで、ムリヤリ納得^^;
お話としてはアニメのロシア過去編(17話)に繋がっており、
最後のシーンはアニメ最終回と同じという演出がニクイ。
ここから二人の長い旅が始まるんだ…とあらためて感慨深いです。
一巻で切らなくてよかった。満足です。