???本作前半最高のクライマックス。なんと、ヒロイン遠坂凛のサーヴァント・アーチャーが絶対最強の敵・バーサーカーと対決することになるのだ。相手は無敵。凛はアーチャーに足止め(犠牲)を命じる。それでも「時間を稼ぐのはかまわんのだが、別にアレを倒してしまってもよいのだろう?」と強気な捨てゼリフを背中越しに語るアーチャー。この背中越しのセリフにしびれたファンも多いはず。逆境で微笑むことができる者こそ、真の漢。ゲーム版では描かれなかったバーサーカーとのバトルシーンも大迫力。エンディング曲もアーチャー編になっている。このシーンを描けたことで、本作の評価は原作を超えたといえるだろう。ぜひとも、1巻の伏線から振り返って観てほしい。ちなみにPCゲームファンに待望の魔力回路移植シーンも本作に収録。結構、エッチですよ。(志田英邦)