『結構深い』
ローゼンメイデンはアニヲタ麻生太郎さんの影響もあってか一般にも名が知れ渡ることになってしまいました。ここでは1?6までを通しでみたときの全12話の感想を述べます。不登校になった通販生活少年・桜田ジュンの心理面がずっと描かれ、人形達といっしょに夢の世界と現実世界の間を行き来するのが主なストーリーです。心の中にトラウマというか弱みを持つ少年の内面が良く描かれています。アンティークドール真紅(しんく)の家来になる契約は孫悟空と三蔵法師を思わせます。人形達はジュンの心の闇に切り込んでいき、最後は閉じられた心を開かせるようになりますが、そこまでの過程が結構生々しく描写されています。人はどうして苛めあうのだろうか・・・などと考えたりもします。結構深いので中学生以上くらいがお勧めですが見始めると引き込まれ大いに楽しめます。