『割り切りが出来るかどうか・・・』
第1?5巻をイッキ読みしました。
同系列(?)の「トキ外伝」には、作者の「本家:北斗の拳」に対する尊敬や愛情を感じましたが、
こちらの作品には、今ひとつそのようなものが感じられず、悪く言えば便乗商法のように思えます。
第1巻の冒頭では、さらわれた妹アイリを探し出すという本家に則した内容でしたが、
その後はお色気満載で、たいした理由も無く、ひたすら女性のヌードが出てきます。
南斗の各流派に関する話も出てきますが、全体的に中途半端で、
拳法とは無関係の人間兵器まで出てきたり、ストーリーの進行も停滞しがちです。
ただこの猫井ヤスユキ氏、別に「猫井ミィ」というペンネームでも活躍されている方のようで、
女性の描き方は、かなりキレイだと思いますし、北斗の拳関連作品は数多いので、
編集部のほうから、お色気路線のリクエストがきているのかもしれません。
あまり北斗の拳に拘らず、むしろ「永井豪」的な、お色気ありのバイオレンスアクションとして
割り切って読める方なら、☆4つ以上かもしれません。 個人的には2つですが・・・